予防医学、代替医療、生活の中の食事法(医食同源)・健康法(ヨガ・オイルマッサージ・瞑想など)で注目されるインド・スリランカ伝統医学アーユルヴェーダの情報サイト「アーユルヴェーダライフ」
アーユルヴェーダ・インド、スリランカ伝統医学|アーユルヴェーダライフ(Ayurveda Life)
「生命の科学」ともいわれるインド・スリランカ伝統医学アーユルヴェーダ。予防医学・代替医療にとどまらず、高度な生命哲学としても注目されています。アーユルヴェーダでは、食事法(医食同源)・健康法(ヨガ・瞑想)といった日常生活に関わる内容から、「生命」そのものについてまでが語られています。
アーユルヴェーダの世界観


古代インドにおけるヴェーダの世界観において「宇宙は卵から生じ、膨大な時間を経て再び卵に帰る」という思想があり、宇宙は「創造」「維持」「破壊」を繰り返し、そして再び新たなる宇宙が「創造」されると考えられています。

ここでいう宇宙とは、私たちの周りに広がる自然界や世界そのものを指しますが、この自然界の全てのものもまた「生成」「変化」「消滅」を繰り返し、常に変化し移り変わっていきます。
一方で、ヴェーダの世界観においては移り変わる世界に対して、その背後に移り変わることのないもの「不変の存在」という考え方があります。 自身の存在を自然界や世界に依存しない「存在そのもの」、アーユルヴェーダではこれを「プルシャ(純粋意識)」と呼んでいます。 自然界や世界の全てのものを内包し、静的な純粋なる「意識」と考えられています。

対して、自然界を生み出した動的なエネルギー「プラクリティ(根本原質)」の存在も語られており、この二つの存在こそが世界創造の始まりであるとも説いています。プラクリティは「宇宙を創りだす意思」とされ、「プラダーナ(根本原因)」とも呼ばれています。

こうした古代インドにおけるヴェーダの世界観こそが、アーユルヴェーダにおける身体に対する考え方の基盤であり、その生命観そのものであるとされています。
身体を構成する7つの要素「ダートゥ」と五大元素
アーユルヴェーダの基本理論

アーユルヴェーダの世界観において、移り変わるこの世界の創造の始まりはプルシャとプラクリティからなるとしています。 プルシャとブラクリティは最初の創造物「マハト(普遍知性)」を生み、この知性は意識に自我をもたらします。
自我は「アハンカーラ」とも呼ばれ、自らをひとつの生命と認識します。 アーユルヴェーダでは、この時点から「もともと全てはひとつの完全に調和された存在であったものが、 個々がひとつの生命であるかのような幻想を抱くようになり、全体の一部である個々は自らに不調和を含むこととなった」としています。

またアーユルヴェーダでは、生み出された個々の自我は、自らを含むこの世界に働きかける3つの属性のエネルギーをもたらしたともしています。 それらはサットヴァ(純性)、ラジャス(動性)、タマス(鈍性)と呼ばれ、私たちの心身においては、主に心に働きかけるエネルギーとされています。
これらのエネルギーは、自然界に「心」と「五大元素(空・風・火・水・地)」をもたらし、私たちの身体はこれらのエネルギーを認知し、また作用するために5つの感覚器官(耳、皮膚、目、舌、鼻)と5つの行為器官(発声、操作、移動、生殖、排泄)を生み出したとされています。

アーユルヴェーダでは、サットヴァ、ラジャス、タマスの心の基礎的なエネルギーを「グナ」と呼び、これら3つを総称して「トリグナ」としています。

心身において、グナは心の基礎に働きかけるエネルギーとして、その増減は心の健康状態や感情の起伏に変化を与え、肉体的な健康にも影響を及ぼすのもとアーユルヴェーダでは考えます。
アーユルヴェーダの世界観
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アーユルヴェーダにおける生命の構造

ヴェーダにおける生命の構造
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アーユルヴェーダの基礎となるヴェーダ(ヴェーダンダ、あるいはウパニシャッドともいわれます)においては、生命の構造を「人体5層論」で説明しています。

タイッティリーヤ・ウパニシャッドにおける人体5層論では、人体はその本質である「真我(プルシャ、アートマン)」を包み込む「5層の鞘」によって成り立っていると説かれています。
「5層の鞘」は3つの階層「3つの身体」に分けられ、これらは、

・原因の身体(カーラナシャリーラ、Karana Sharira)
・微細な身体(スークシュマシャリーラ、Sukshuma Sharira)
・粗大な身体(ストゥーラシャリーラ、Stula Sharira)

と呼ばれています。
また「5層の鞘」と「3つの身体」は下記の様に関係しています。

・生命の喜びである「歓喜鞘(アーナンダマヤコーシャ)」
 →原因の身体に属します(一番内側の鞘)。
・知性である「理知鞘(ヴィギャーナマヤコーシャ)」
 →微細な身体に属します。
・感情や心の働きである「意思鞘(マノーマヤコーシャ)」
 →微細な身体に属し、トリグナを含む。
・身体のエネルギーである「生気鞘(プラーナマヤコーシャ)」
 →微細な身体に属し、プラーナ、テージャス、オージャスを含む。
・肉体である「食物鞘(アンナマヤコーシャ)」
 →粗大な身体に属し、トリドーシャを含む(一番外側の鞘)。

ヴェーダにおいては、生命は「意識」から知性や感情・心が初めに生み出され、末端である肉体が最後に創りだされるものと考えられています。

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