雨に濡れた色濃く見える葉、鮮やかな花の色、雨音、土の香り。
梅雨ですね。
皆様、いかがおすごしでしょうか。
今年の梅雨は長いと聞きました。
長い梅雨は、雨降る冷えた日と、梅雨の谷間と言われるような暑い日が、入れ替わりにやってきます。
この時期は、日々の温度・湿度の差も激しく、気圧も変わりやすいですね。
天候の変動で体調を崩される方も多い季節です。
アーユルヴェーダでも、この時期は、体質を司るエネルギー・トリドーシャ(VATA・PITTA・KAPHA)のバランスが乱れやすいと言います。
風が強い日は、VATA要素が、
湿度が高く冷たい日は、KAPHA要素、
蒸し暑い日は、PITTA要素が強まります。
私たちは一人一人体質が違い、乱れやすい要素も人それぞれです。
梅雨時期は普段以上に、ご自身の今の様子を丁寧に観察して、今に合わせた食事や生活スタイルを選択したいですね。
ご自身の今、普段以上に増加している質と、反対の質を取り入れることでバランスが整いやすくなります。
例えば、身体をケアすることを挙げてみます。
冷たい湿気が身体にまとわるような冷えを感じる時は、乾布摩擦などで乾燥と熱を与えてみる。
湿度の変化や強風で、身体が冷たく乾燥している時は、温かい質をもつセサミオイルなどでマッサージを行う。
暑い日には、冷たい質を持つココナッツオイルを塗る。
ご自身の「今」を丁寧に観察して、個々人に適切な方法をチョイスして、より効果的にケアしたいですね。
またこの時期の温度・湿度変化など、日々の激しい変動は、体力を消耗させます。
消化力(アグニ)も弱まりやすい時期。
消化力が低下している時は、
・食後に胃が重く感じる。
・便秘もしくは下痢。
・ガスが多い。
・食欲がない。
などの状態になります。
食事の質や仕方にも気を配りたいですね。
お腹がすいていないのに、時間だから食べる。
体力をつけなくてはと無理に食べる。
これらは、消化力をさらに低下させる原因となりますので、お腹がすいてから、ご自身の今の消化力に見合った量を食べましょう。
そして、温かく消化の良いものを取り入れるといいですね。
消化力を高める生姜を食事に取り入れたり、消化を促進するフェンネルなどスパイスのお茶もおすすめです。
とはいえ、暑い日に冷たい飲み物を欲しくなることも。
冷たい飲み物を摂る時も、身体が冷えすぎない工夫をしたいですね。
私のおすすめの身体が冷えすぎない冷たい飲み物は、ジンジャーシロップとレモンを天然炭酸水で割ったジンジャーエールです。
今回は、簡単に作れる自家製ジンジャーシロップをご紹介します。
少し冷える日は、お湯で割っていただくと身体がとても温まりますし、殺菌効果も高いので、梅雨時期に重宝しています。
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(簡単ジンジャーシロップの作り方)
1. しょうがスライスとてんさい糖を混ぜて、半日ほど置いておく。
(量はお好みですが砂糖が少なすぎると水分が上がってきません)
2. ショウガがかぶるほどの水分が上がってくる。
3. お好みのスパイスを入れ、1.5倍ほどの水を入れる。
(シナモン、ブラックペッパー、クローブが我が家の定番です)
※クローブは消化促進力や殺菌効果が強いので梅雨時期に特におすすめです。
4. 30分ほど弱火で、少しトロッとなるまで煮込む。
出来上がりです♪
アーユルヴェーダの智慧を日々の生活に無理なく活かして、健康で幸せな毎日をすごしましょう。
ブラフ・ヤヨイ
(ガネーシャ ~ヨガ & アーユルヴェーダ~)
http://www.ayurveda-ganesha.jp/